えんぴつぶろぐ

子育て中のフロントエンドエンジニアのブログ。

娘の成長振り返り〜1歳の成長記録と保育園登園に向けて〜

むちゅめ、3月で晴れて1歳になりました!!
4月(もう今日じゃん…)からいよいよ保育園が始まるので、それに向けて振り返りを。

可愛さが限界突破してる

0歳児の頃、「今が一番可愛いのでは…?」と日々成長していく娘に対して一抹の寂しさを感じていたけど、
そんな気持ちを吹き飛ばすくらい1歳児の可愛さはやばい

他にもたくさん!むちゅめのカワイイポイント:

  • メロディーが流れるおもちゃのボタンをちっちゃい指でポチって押して、体をフリフリ、手パチパチして踊る
  • いないないばぁとかであやすとめちゃくちゃ爆笑する
  • テレビで拍手してるシーンが映るとまねっこして拍手
  • ねんねするよ〜って言って抱っこすると「にぇんにぇ」とか言う
    • 風呂場でも言う。多分抱っこで移動する=ねんねだと思ってる節ある
  • 授乳中ふと口を離してこっちを見つめて「まま」とか言う
  • 三等身のちっちゃいシルエットが小人さんみたい
  • 斜め後ろからみたほっぺの膨らみがやばい
  • 後頭部の丸さとかやばい

夫と「なんじゃこりゃかわいい〜〜〜〜」って毎日5億回くらい言ってる。

先輩ママさんが以前「今が一番可愛いのでは?って思うだろうけど、大丈夫。毎日可愛さがうなぎのぼりで更新されてくから」って言ってたけどほんとそれな。

成長summary

  • よちよち歩きは安定。
    • でも常に両手をあげてガニ股でわっしわっし歩いてるので赤ちゃん感があってかわいい。
    • 芝生で外履デビューも。
  • 「まま」「ぱぱ」「ねんね」「はーい」は安定して発音。
    • 尚、意味はわかってない模様。
  • 6本目の歯が生えてきた。
  • 3回食で安定。
    • 味付きの食事にも慣れてきた。
    • 今まで無味に慣れすぎて市販のレトルトBFがあまりたべれなかったけど、最近はパクパク食べるになったよ!助かる!
  • 指差しもできる。
    • 「ことばずかん」の絵本見てるときは「それはりんご」「バナナ」「ねこ!」「パン!」って教えるので忙しい。(私が)
  • 夜泣きは少なくなったが25時、5時くらいに起きてパイを要求するのは相変わらず。

保育園決まりました

無事保育園決まったので4月から復職できることになった。
1歳〜2歳児クラスまでの小規模保育所
なので卒園までにはまた保育園を探さなきゃいけない。
けど小規模保育に入れてると認可保育所利用調整のための加点がつくし、3歳からは幼稚園の預かり保育や区外の保育園も選択肢に入ってくるし、各保育所の定員の母数自体も増えて競争率はだいぶ落ちるようなので、
まっ、なんとかなるでしょう、きっと…。

保活

うちは都内でも待機児童が多めの区だったので、5歳まで在園できる認可保育園ははなから諦めて、小規模保育所であるここを第一志望にした。

自治体は点数(加点含む)の次に志望順位が考慮されるシステムだったので、人気のない保育所の志望度を高くするという戦略が有効で、狙い通り内定に至れた次第。
おそらく、認可保育園を第一志望にしていたら全落ちもありえたのではないだろうか…。

尚、認可外に入れて加点を貰って途中で認可保育園に転園という戦略も常套になっている。
実際に認可外(都の認証保育所)にも3園申し込んだ。
うち2園から繰り上がり当選の連絡がきたけど、小規模とはいえ区の認可がある方が保育の質的に安心かなと思って結局は辞退した。
申し込んだ認証保育所はどこも5歳まで在園ができるけど、皆3歳頃から認可に転園していくので3〜5歳の在園児はほとんどいないらしい。
なんだ、結局転園するのかぁという。

4月から通うところは小規模保育所という名前だけあって、広くはないし自転車・ベビーカー置き場とかないし園庭ももちろんないんだけど、なんせ、駅前!駅前!近さは大事!だし
「小規模保育とか人数が少ないところの方が病気もらうリスク減るよ」説も知人から聞いたので、この結果には大いに満足してる。
あとは3歳から無事に認可保育園に入れるかどうかだけ!

登園準備

4月からの慣らし保育に向けてもちろん登園準備もがんばりました。

服、おむつ、おしりふき、上着など持ち物にひたすらお名前スタンプor布用油性ペンで記名したり。
シーツカバーを手作りしたり。
離乳食を進めたり。

この「離乳食を進める」のが一番時間かかってる。
「基本的には、園で初めて食べる食材がないように事前に家庭で試しておいて」とのことだったので、渡された食材チェックリストで未食のものをひたすら潰すお仕事…。

いつなにが給食で出されるのかという献立表は毎月事前に渡されるので、それを見て未食のものは試しておいてね、とのことだけど、
いや仕事始まったら離乳食で新しい食材試す時間ほぼなくない…?
新しい食材を試すのは小児科が空いている時間というのが鉄則だけど、登園前後の時間って病院空いてないやん…?
ってことは保育園が始まる前にできるだけ未食のものはなくしておいたほうがいいってことでは…?

と思って今から必死になってる。
なんせうちは3月生まれで1歳児クラスの中では最年少レベル。
ようやくついこの間、1歳から食べてOKな食材が少しずつ試せるようになった段階。
1歳0ヶ月〜1歳11ヶ月の月齢の子たちが一堂に会して同じ給食を食べるんだから、うちの子に合わせた食材が出るとはとても思えない…。
ということで平日&土曜午前はなにかしらの新しい食材・調味料を試して怒涛の勢いで離乳食を進めた。
幸いにも7大アレルゲン含め今の所全くアレルギーはなし。

復帰に向けて

もうめちゃくちゃ不安。

独り寝が身についてる子だからこそ、集団でお昼寝とかできんのかな?興奮していつまでも寝ないんじゃ…。
とか

そもそも食にあまり積極的じゃないしちゃんと給食食べれるのかな?
いつもあやして気を引いたりおもちゃをもたせたり、どうにもならんときはテレビ見せたりであの手この手でようやく完食させてるので、保育士さんたちはどんだけ根気よくうちの子に付き合ってくれるのかな…
とか

そもそも仕事と育児と家事の両立なんてほんとにできるの?
とか。

でもそれでも働かなきゃいけないし、働きたいと思う。

今の時代、「母親は3歳までは働かず子供のそばにいろ」という所謂"3歳児神話"はナンセンスになってきてる。*1
共働きが当たり前、というか共働きしないと生活には余裕がもてない現代日本では、育児で退職したり3年も育休を取るとキャリアが詰み、結果世帯の生涯賃金が下がる、っていう経済的な理由はもちろんある。
片働きだと大黒柱が働けなくなったときに大きくリスクがあるし。

でもそれだけではなく、自分自身が仕事が好きだからっていうのもある。
それに自分がやりがいのある仕事をやり続けて手に職をつけとくことで、将来自分や家族が環境を変えたり挑戦したくなったときの支えになると思っている。

前の記事にも書いたけど、
今の会社が潰れるかもしれないし、
小1の壁にぶつかってフルタイムで会社に行くことができなくなるかもしれないし、
娘が学校に馴染めないかもしれないし、
自分がPTAとか学校の教育方針とかに嫌気が指すかもしれないし、
日本の少子高齢化によってますます子供が生きづらい世の中になるかもしれないし。
そういった、「ああ、この環境は脱しないとまずいな…」となったときに先立つものは自分のスキルや自信なんじゃないかと思う。

育休を取って目の前の仕事から距離を置くことで、「自分はなんで働くんだろう?」って冷静に今後のキャリアとか人生を見つめ直せた気がする。

同時に、「自分がやる仕事は、可愛い我が子を預けて安くない保育料を払ってまでやることなんだろうか?」っていうのもすごく考えるようになった。
だからいつでもより良い環境に移動できるように準備したり、常に勉強しておかないとな、と思ってる。

といっても、育児家事しながら仕事する中、今後はどれだけ勉強する時間があるのか甚だ不安ではある…。

さいごに

ここからはただの惚気というか言いたいだけなんですが
いろいろ不安を書いたけど、今が一番幸せということは断言できる。

夫にプロポーズされたときや結婚式のときには
「あー今が幸せの絶頂ってやつか、ここからは下り坂になるのかな…」
って思ったけどそんなことはなく、
結婚2年目くらいの時は
「夫婦二人の生活まじ楽しい!付き合ってた頃のデートとかも楽しかったけど休日家でだらだらしたり一緒にスーパーで買い物したりする方が幸福度高い」
って思ったけどこれがピークでもなく、
夫と一緒にむちゅめと遊んだり、
「この写真の可愛さやばくない?」「なにこれきゃわ〜〜」
とかやってる今が一番幸せである。
そしてこれからもどんどん娘は成長して可愛くなって行くんだろうと思うと幸せに上限はないということがわかる。

*1:平成10年版「厚生労働白書」では、3歳児神話には「合理的根拠がない」とされている。 https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/kousei/1998/dl/04.pdf

Vue.jsでGET http://localhost:8080/sockjs-node/info?t=1546837366717 net::ERR_EMPTY_RESPONSEが出たときの対処

「どんなしょぼい内容でも躓いたり、調べて解決したことはブログに書こう」月間。
Vue.jsで開発中、表題のエラーがなかなか消えなかったのでメモ。

環境

現象

ブラウザコンソールにGET http://localhost:8080/sockjs-node/info?t=1546837366717 net::ERR_EMPTY_RESPONSE

npm run serve で開発時、ブラウザコンソールに何回か以下のようなエラーが出た。

GET http://localhost:8080/sockjs-node/info?t=1546837366717 net::ERR_EMPTY_RESPONSE
  • エラーは数十秒ごとに発生する。
  • 特に機能に支障はない。
  • npm run serveをやり直しても消えない。

対応

node_modules/.cacheを消して再ビルド

ビルド時のキャッシュはnode_modules/.cache ディレクトリにキャッシュされる。
node_modules/.cache ディレクトリを消して、再度npm run serveしたらエラーは出なくなった。
ビルドでうまくいかなかったらnode_modules/.cache ディレクトリを削除して試してみるのが良さそう。

VuetifyでtranspileDependencies設定時に"export 'default' (imported as 'Vuetify') was not found in 'vuetify'が出たときの対処

「どんなしょぼい内容でも躓いたり、調べて解決したことはブログに書こう」月間。
Vuetifyを導入した時、躓いて時間を溶かしたので一人でも誰かの助けになればいいなと思いつつ…。

環境

現象

ビルド時にexport 'default' (imported as 'Vuetify') was not found in 'vuetify'というwarning

 WARNING  Compiled with 1 warnings                                                                                                            14:51:49

 warning  in ./src/main.js

"export 'default' (imported as 'Vuetify') was not found in 'vuetify'

ブラウザコンソールにUncaught TypeError: Cannot read property 'extend' of undefinedエラー

以下のようなエラーがブラウザコンソールに出て画面上には何も表示されない。

themeable.ts?e3b8:11 Uncaught TypeError: Cannot read property 'extend' of undefined
    at Module.srcMixinsThemeableTs (themeable.ts?e3b8:11)
    at __webpack_require__ (bootstrap?d2c1:19)
    at Module.srcComponentsVAppVAppJs (VApp.js?1f55:3)
    at __webpack_require__ (bootstrap?d2c1:19)
    at Module.srcComponentsVAppIndexJs (index.js?665f:1)
    at __webpack_require__ (bootstrap?d2c1:19)
    at Module.srcComponentsIndexTs (index.ts?3edf:1)
    at __webpack_require__ (bootstrap?d2c1:19)
    at Module.srcIndexTs (index.ts?9ddb:8)
    at __webpack_require__ (bootstrap?d2c1:19)

再現手順

IE11対策のためにtranspileDependenciesを追加したときに発生

ここのIE11 & Safari 9 supportに従い、
vue.config.jstranspileDependenciesを追加したときにエラーは発生した。

  • vue.config.js
module.exports = {
-  productionSourceMap: false
+  productionSourceMap: false,
+  transpileDependencies: [/node_modules[/\\\\]vuetify[/\\\\]/]
};

transpileDependenciesとは

By default babel-loader ignores all files inside node_modules. If you want to explicitly transpile a dependency with Babel, you can list it in this option.

Quote Source:https://cli.vuejs.org/config/#transpiledependencies

babelのtranspile時に、デフォルトではnode_modules配下はすべて無視されるが、
例外的にtranspileしたいファイルがある場合、transpileDependenciesに指定する。
VuetifyをIE11に対応させるには、このnode_modules/vuetify配下もbabel通してtranspileしないとだめっていうことらしい。

Unfortunately vue-cli-3 doesn't automatically bring IE11 compatibility in which you may encounter various errors (such as Symbol is not defined). To assist in resolving these errors you may need to manually add transpileDependencies parameter in vue.config.js

Quote Source: https://vuetifyjs.com/ja/getting-started/quick-start#ie11-safari-9-support

セットアップ時の手順

既存のVue CLI 3 アプリケーションへの導入だったので、 ここのExisting applicationsの手順にしたがってvue addではなくnpm installでインストールした。

npm install vuetify --save
  • index.html
+    <link href='https://fonts.googleapis.com/css?family=Roboto:100,300,400,500,700,900|Material+Icons' rel="stylesheet">  
  • main.js
+ import "@/assets/scss/style.scss";
  import Vue from "vue";
+ import Vuetify from "vuetify";
  import App from "./App.vue";
  import router from "./router";
  import store from "./store";
+ import "vuetify/dist/vuetify.min.css";

  Vue.config.productionTip = false;
+ Vue.use(Vuetify);
  • App.vue
+ <v-app>
+     <v-btn depressed small color="primary" class="addMemoBtn" @click="onClickAddBtn">追加ボタン</v-btn>
+ </v-app>

対策

A La Carte モードを使う

必要なコンポーネントのみをimportして、ビルドサイズを劇的に減らせるA La Carteモードを使ったら解消した。

導入手順:A La Carte — Vuetify.js

以下は重要なポイントをかいつまんで説明。

stylusとstylus-loaderのinstall

こちらのRequired stylesの項目にあるように、
A La Carteモードを使うには、stylusstylus-loader も必要。
Vue CLI 3を使っているならstyle-loadercss-loaderはすでに入ってるので、以下でOK。

npm install stylus-loader stylus --save-dev

cf.)
https://github.com/shama/stylus-loader#install
https://cli.vuejs.org/guide/css.html#pre-processors

vuetify-loaderのinstall

vuetify-loaderを使えば、必要なコンポーネントをいちいち毎回指定してimportしなくてすむ。

設定手順:A La Carte — Vuetify.js

npm install vuetify-loader --save-dev
- import Vuetify from "vuetify";
+ import Vuetify from "vuetify/lib";
+ const VuetifyLoaderPlugin = require("vuetify-loader/lib/plugin");

module.exports = {
-  transpileDependencies: [/node_modules[/\\\\]vuetify[/\\\\]/]
+  transpileDependencies: [/node_modules[/\\\\]vuetify[/\\\\]/],
+  configureWebpack: {
+    plugins: [new VuetifyLoaderPlugin()]
+  }
};

参考:[Bug Report] Vuetify is undefined in A La Carte mode · Issue #3496 · vuetifyjs/vuetify · GitHub

Vue CLI 3でproduction時のソースマップを無効にする

「どんなしょぼい内容でも躓いたり、調べて解決したことはブログに書こう」月間。
Vue CLI 3でproduction時のソースマップを無効にしたくて、やったこと・調べたことの諸々。

環境

まずVue CLI 3のデフォルト設定を確認する

そもそもVue CLI 3ではどういう設定でwebpackを動かしているのか。
以下のファイルで確認できた。

  • production:/プロジェクトフォルダ/node_modules/@vue/cli-service/lib/config/prod.js
  • development:/プロジェクトフォルダ/node_modules/@vue/cli-service/lib/config/dev.js

sourcemapの設定は以下のようになっていた。

      webpackConfig
        .mode('production')
        .devtool(options.productionSourceMap ? 'source-map' : false)
      webpackConfig
        .devtool('cheap-module-eval-source-map')

Vue CLI 3でwebpackの設定を変えるには

Vue CLI 3の公式ドキュメントにはこう書いてある。

WARNING

Some webpack options are set based on values in vue.config.js and should not be mutated directly. For example, instead of modifying output.path, you should use the outputDir option in vue.config.js; instead of modifying output.publicPath, you should use the publicPath option in vue.config.js. This is because the values in vue.config.js will be used in multiple places inside the config to ensure everything works properly together.

Quote source:Working with Webpack | Vue CLI 3

直接変更する方法も同じページに書いてあるけど、「いくつかのwebpackのオプションは、直接編集するな」とある。
webpackのリファレンス通りに書けばいいわけではなく、Vue CLI 3独自のオプションを使わなきゃいけない。
じゃあ「直接編集してはいけないオプションの一覧ってどれだよ?」って一瞬探したが、以下のConfiguration Reference にあった。

cli.vuejs.org

ソースマップの設定を変更するにはproductionSourceMapオプションを使う

ソースマップに関するオプションも、「直接編集するべきではないオプション」の一つ。
vue.config.jsでproductionSourceMapを使う。 デフォルト値はtrue

  • vue.config.js
module.exports = {
  productionSourceMap: false,
};

cf.) https://cli.vuejs.org/config/#productionsourcemap

ちなみにwebpack本家では

webpack本家では、ソースマップが必要なときは設定ファイルにdevtool: 'inline-source-map' を記載し、必要なかったら書かなければよい。

  • webpack.dev.js
devtool: 'inline-source-map',

cf. https://webpack.js.org/guides/production/

Welcart for WordPressのログインページでSorry, no posts matched your criteria.

「どんなしょぼい内容でも躓いて、調べて解決したことはブログに書こう」月間。
同じ問題で困っている人の助けになることを願って…。

環境

  • Wordpress 5.0.3
  • Welcart e-Commerce 1.9.14
  • Welcart Basic 1.2.8を親テーマとした子テーマを使用

現象

ログインページにSorry, no posts matched your criteria.と表示されログインができない。

これは「ライブプレビュー」の段階から表示されていた。
「プレビューだからこうなってるだけで、テーマを有効化したら直るのかな?」と思っていたが、有効化してもばっちりエラーのままだった\(^o^)/

ちなみにSorry, no posts matched your criteria.とは、ループタグで対象の記事がなかったときに表示するエラーメッセージ。

<?php if( have_posts() ) : usces_remove_filter(); ?>
    <!-- ここにログインのためのフォーム要素などが記載されている -->
<?php else: ?>
    <p><?php _e('Sorry, no posts matched your criteria.'); ?></p>
<?php endif; ?>

対象はログイン、新規会員登録、マイページなどmember系ページ全般

テンプレートで示すと、 /wc_templates/member/ 配下が軒並みだめ。
通常のページや、買い物かごなどcart系ページは問題なかった記憶がある。

template 説明
/wc_templates/member/wc_changepassword_page.php パスワードを変更する時のメルアド入力ページ用テンプレート
/wc_templates/member/wc_lostpassword_page.php パスワードを変更する時の新規パスワード入力ページ用テンプレート
/wc_templates/member/wc_member_completion_page.php 新規会員登録完了ページ用テンプレート
/wc_templates/member/wc_member_page.php 会員情報ページ(マイページ)用テンプレート
/wc_templates/member/wc_new_member_page.php 新規会員登録ページ用テンプレート
/wc_templates/member/wc_login_page.php 会員ログインページ用テンプレート

URLに__trashedが付いている

よく見ると、URLには__trashedがついていた。

正しいURL:
https://サイトドメイン/usces-member/?page=login

現象が起きたときのURL:
https://サイトドメイン/usces-member__trashed/?page=login

やってみたけど意味なかったこと

ゴミ箱を確認

Wordpress trashed」でぐぐって調べたところによると、trashedはページがゴミ箱にあると付加される傾向があるとのこと。

参考:

が、今回の問題はログイン系ページなのでそもそもゴミ箱に捨てるという概念がない。
念の為ゴミ箱を見てみても、怪しげなページは捨てられてなかった。

wc_templates配下のテンプレートを親テーマからコピー

member系のテンプレートは小テーマには設置してないからなにか問題が起こってるのか?と思い、
wc_templates配下のテンプレートをすべて親テーマからコピーし、小テーマのwc_templates/に設置した。
が、問題は解消せず。
そもそも今回使用しているWelcartプラグインのバージョンは1.7以降なので、やはりマニュアルにある通りコピーは不要のようだ。

wc_templates Welcart1.6 までのバージョンを利用している場合は、このフォルダ(wc_templates)内のテンプレートは全て必須となりますので、親テーマ(Welcart Basic)からコピーし> て子テーマに置いてください。 Welcart1.7 以降を利用している場合は、編集したいテンプレートのみを子テーマにコピーするのがベストです。これにより親テーマの恩恵を最大限に継承することができます。

Quote source:子テーマ作成方法 | Welcart Basic 1.2 ドキュメント

解決策

Welcartプラグインを一旦無効化にしたのち、有効化

なんや、そんな単純なことで直るんか!!!(泣)感…

これを試そうと思い至った経緯

「もうだめだ、フォーラムで問い合わせてみよう」と決意し、投稿前にフォーラムルールを確認した。
そこにはご丁寧にトラブルシューティングガイドが記載されており、「プラグインを停止してみましたか?」という項目が。

 投稿の前に、以下のトラブルシューティングを行ってみてください

プラグインを停止してみましたか? フラウザのキャッシュ・Cookie を削除してみましたか? 関連する WordPress の設定画面は確認しましたか?

Quote source:初めての方は必ずお読みください – Welcart コミュニティー|ECサイト構築プラグイン

Welcartプラグインを停止するとサイトがほとんど閲覧不可になるため勇気がいるけど、
えいやーで無効化→すぐに有効化してみたら直った!

よく見たら、Wordpress公式のSupportでも「プラグインを全部オフにしてみたらどうなる?」って言ってる人がいた。

What happens if you disable all plugins?

Quote source:WordPress permalinkslug changed page to page__trashed | WordPress.org

「なんかおかしいことがおこったらまずプラグインを停止してみる」というのがCMS制作では基本のノウハウらしい

2018年振り返り〜出産、ダブル育休、産技大、そして今後の生存戦略のこと〜

2019年あけましておめでとうございます。
もう2018年終わってしまったけれど私も振り返り記事を書く。
昨年は激動の1年だった。
ひとりの会社員からひとりの母にクラスチェンジし、生活と考え方の中心が自分から娘に変わった実感がある。

その中でも色々あったので順に振り返る。

2月:産休へ

産休に入ったのは、2月の予定日4週間前だった。
産前休暇は出産予定日6週間前*1から取得できるんだけど、その日は月初で、制度上税金を余計に払わなきゃいけないのもあって臨月ギリギリまで出社してた。

ただこれは、私の妊娠経過がずっと順調で、出社できないほどの体調不良もなく、
且つ座ってできるデスクワークで、
且つ家と会社が産院に比較的近く、通勤時間も短く、通勤ラッシュもそれほど酷くないという 良条件が揃っていたからこそできたことだったので、良い子のみんなは真似したり、周りの人に強要したりしてはいけません…。
出社はできてたけどやっぱりお腹は重いし、胃もたれ、動悸、腰痛、むくみetc..もあったのでしんどいはしんどかった。

引継ぎについては、小さいチームではあったけどリーダーをやっていたのでかなり時間をかけた。
上司や後任のメンバーに相談し始めたのは胎児の心拍が確認できたくらいの時期だから、かれこれ半年くらいかけて引継ぎのために動いてたことになる。
上司と何度も相談しながら後任を育てるところから始め、途中からリーダーも降りて見守りに徹し、最後の1ヶ月くらいは無事暇になりドキュメント整備おばさんになってた。

育休中もたまに会社のメンバーとは連絡取ったり近況を聞いたりしているけど、うまくやってるようで安心やら少し寂しいやら。

3月:出産

3月には無事女児を出産。
その時の詳しいレポートはこちら。
この日から生活は一変して、生活の中心が子供になった。

empitsu88.hatenablog.com

5月〜8月:夫とダブル育休

生後1ヶ月くらいまで実家で過ごしたあとは、夫が3ヶ月育児休業を取ってくれた。
取った経緯や育休中の過ごし方は夫が良い記事を書いてるので見てください!(宣伝)

a-tarime.blogspot.com

a-tarime.blogspot.com

この期間、夫は私と共に育児家事にフルコミットしてくれたので、今やひとりでも一日中面倒を見れるくらいパパスキルは高い。
なにより、夫婦ふたりで家庭を運営しているという共同経営者感覚がより強くなった。
育児は辛いこと、大変なことも多いけど 一緒に立ち向かう仲間がいるだけで精神的・体力的な負荷が激減するし、
家族3人で一日を過ごし、日々成長する娘の姿を夫婦で見守れるのは何事にも代えがたい経験だった。

12月:娘、生後9ヶ月

そして今は生後9ヶ月。

  • 起きてる間はほとんど2足で立ってる。
  • 時折2、3歩自力で歩くように!
  • 「いただきます」「ごちそうさま」のときは手を合わせて拍手してくれる。
  • 離乳食が3回食になって牛肉、豚肉、赤身魚、青身魚が食べれるように。
  • 身長70cm、体重8kgを越える。
  • よく喃語を喋るし、あやすとよく笑う。
  • 行動範囲がどんどん広がって全然目が離せない。

できることも増えてだいぶ赤ちゃんから人間に近づいてる感じがする。
本当に子供って昨日できなかったことが今日できるようになってる生き物で、一瞬一瞬が貴重。

その分、変わってしまったことも多い。
生まれたてのか細さはもう見る影もないし、
ギャラン反射*2やモロー反射*3もなくなったし、
ハンドリガード*4ももう見れないし、
自分で寝返りしたくせに自力で仰向けに戻れなくてえーんと泣いちゃったりすることもない。
成長が待ち遠しい一方、寂しさもある。
GooglePhotoにアップした娘の成長記録を定期的に見ては癒やされている。

子供は目が合うと毎回笑いかけてくれるし、ぐっすり寝ている顔は天使みたいでめちゃくちゃかわいい。
娘を見てると夫婦共々自然と笑顔が出るし産んで良かったなあと本当に思う。

今後の生存戦略に悩む

子供を産むということは、子供の人生も(少なくとも成人するまでは)背負うということ。
だから今後の生存戦略について色々考える。
子育てを楽しみ、仕事を楽しみ、健康を維持し、経済的にも苦労せず、子供と夫、そして自分の幸福度を保ち続けるにはどうしたらいいだろう?
なんせ人生あと50年以上は続く。子供のことまで考えると100年。

そう考えると今の職場、もっと言うと日本に依存するのはやっぱりだめで、どこででも生きていけるようにならないと苦労するだろうなと思う。
子供にグローバルな英才教育を受けさせるという選択肢もあるかもしれないけど、まずは自分の、市場価値を高めるのが先決。
今の会社が潰れるかもしれないし、
小1の壁にぶつかってフルタイムで会社に行くことができなくなるかもしれないし、
娘が学校に馴染めないかもしれないし、
自分がPTAとか学校の教育方針とかに嫌気が指すかもしれないし、
日本の少子高齢化によってますます子供が生きづらい世の中になるかもしれないし。
そういった、「ああ、この環境は脱しないとまずいな…」となったときに先立つものはやっぱりフットワークの軽さと自信なんじゃないかと思う。
場所や時間を選ばない柔軟な働き方ができるようになっておきたいし、そのためにはポータブルスキルとキャリアが欲しい。
幸いにもwebの仕事は他の職種に比べるとリモートワークもしやすいし、プログラミング言語は世界共通。
まずは英語で仕事できるくらいにはならんとな、っていうのに30代になって子供を産んでからようやく気づく…。
だから最近はスキマ時間にちまちま英語を勉強したり、プログラミングをしたりしている。
今すぐ日本を出たいとか、特別行きたい国を決めているわけではないけど、
「その気になったらいつでも行ける準備」をしておくことが大事だと思ってる。
ラブホの上野さんも「会社員は全員転職できる準備を日頃からした方がいい」って言ってた。

産技大で人間中心デザインを学び始めた

ということで自分のキャリアアップの一環として、10月から産業技術大学院大学の人間中心デザインプログラムも受け始めた。
もともと会社の同期が行ってて気になってはいたけど「毎週このためにノー残業で帰ったり週末の予定空け続ける自信ないわ…」と踏ん切りがつかないでいた。
でも、2019年は4月から職場復帰を予定している。(保育園に入れればね!)
育児と仕事と大学の三足のわらじは流石に難易度が高すぎる。
昼間会社に行っていると、残りの少ない時間で家事育児をこなさなきゃいけなくなるから夫婦共に負荷が増えるし、
復帰して保育園に預けたら娘も体調を崩すことが多くなるだろうし…。*5

だから今年を逃すと、娘の手がかからなくなる時期(10歳とか?)まで、もう受講するのは無理なのでは?と思って夫に相談。
当然授業がある時間は娘の面倒を夫にみてもらうことになるのでものすごく迷った。
けど、なんと快諾してくれた。
これには感謝しかない。
「いや平日日中はいつもワンオペで育児してくれてるんだからそれ以外の時間ぐらい好きなことしたらええやん」とのこと。
「育児も立派な仕事」と思っているからこその発言なんだろうと思う。
私は育休で家にいるんだから、普段仕事してる人にワンオペ育児やらせるのはなぁと、なんとなく申し訳ない気持ちがあったけど、それは呪いにすぎないのかもしれない。
確かに「家にいる方が家事育児全部やるべき。」って考えが罷り通ってしまったら、専業主婦や育児に専念してる人は24時間365日休みがなくなってしまうし、それって「外で働くのに比べて家で家事育児をするのは楽」というふうに下に見てるってことになる。
仕事と育児どっちが大変かは決められない*6し、夫も同じ考えらしい。

幸い娘の面倒を見てる日は、娘を見守りつつ乃木坂のDVDを見たり友達を家に招いたりして適度に楽しく過ごせているらしい。
こちらとしても「私の都合で貴重な週末に娘の面倒を看てくれてる」という負い目があるので、向こうに急な残業や飲み会や遊びの予定が入っても快く送り出せる。
むしろもっと頻繁に飲みに行ったり泊まりで遊びに行ったりフラリーマンしたりしてええんやで…とすら思う。

産技大では、UX/HCD/ユーザビリティの理論を基礎から学んだり、実際のプロダクトを題材にユーザービリティテストやユーザー調査/分析を実践したりと刺激的な経験ができている。
産前、事業会社で日々Webサービスの改善に腐心してた身としては、「わーこれもっと早く知っておいたほうがよかったやつ!!」て毎回感動している。

2019年は

キャリアとスキルを身に着けたいと思いつつ、まだまだ、やれてないことは色々残っている。
英語は全然身についてないし、
モダンフロントエンド開発の経験も足りないし、
読みたい本もたくさんあるし、
udemyの講座消化できてないし、
ブログも全然書けてないし、
当然娘とも毎日イチャイチャしたいし、
1歳の誕生日に向けて何を作るか考えたいし、
もーやりたいことが多すぎる。

自分の時間が持てるのは子供が寝ている時と、機嫌よく一人遊びしている時くらいなので、正直時間を作るのはなかなか大変ではある。
娘が成長するに連れて起きてる時間はどんどん伸びてるし、構ってあげないと泣くことも増えてきたので、今後どうなることやら…。
けどスキルアップしたいという気持ちは娘と家族が大切だからこそなので、無理しない程度に両立できたらいいな。
まずは無事職場復帰できるよう、保育園の1歳児クラスに内定しますように…🙏

*1:法律上、産前休暇は、本人が希望すれば産む直前まで働くことができる。一方で産後は、少なくとも6週間は働かせてはいけないと決まっている。

*2:身体をこすった方向に傾ける反射。おしりがフリフリしてくそかわいい。

*3:大きな音に反応してビクッと両手を大きく広げる仕草。これで昼寝から起きちゃうこともあって悩まされたけどくそかわいい。

*4:生後2ヶ月頃、自分の手の存在に気づいて、しげしげと手を見つめたり手を動かしたりする仕草。くそかわいい。

*5:でも、産技大に行ってみたら、なんと1歳の子を育てるワーママもいらっしゃった…おそるべし

*6:大変さの種類が違うし、どっちも大変だし、そもそも個人(子供の人数、月齢、性質、仕事の内容、勤務時間)によって前提が異なるのだから比べるのがナンセンスすぎると思ってる派。

娘の成長振り返り〜出産編〜 無痛分娩レポート

はじめに

2018年も間もなく終わろうとしているので今年のことを振り返ってみる。
今年の一番のイベントはなんといっても出産。
2018年3月に長女を出産し、今や生後9ヶ月になった。
今年どころか人生の中でもビッグイベントなので、今更ながらちゃんと記録を残しておきたいと思った次第。
また、私は麻酔分娩(所謂無痛分娩)を選択したので、無痛分娩について知りたいと思っている人の参考に少しでもなれば。

免責事項

  • ここに書かれているのはあくまで個人の体験です。 出産の経過や子育ては大変個人差が大きいので「こんな人もいるんだ」くらいのライトな気持ちでお読みいただければ。
  • また、無痛分娩を闇雲に推奨しているわけでもありません。 検討してる人はご自分でメリット・デメリットをよく調べ、候補の産院の説明は納得いくまで聞いて下さい。

最初の兆候

最初に陣痛らしきものが始まったのは妊娠39週間、予定日まであと数日、というときだった。
この日はいつも以上に寝つきが悪く、だるくて朝方5時ごろトイレに起きたら出血してた。
あっこれがおしるしってやつかな?
少量の出血だけなら病院に連絡はしなくていいらしいけど…。破水はしてないよね…?
もし、気づかないうちに破水してたらやばいのかな…。
なんて思ってるうちに、お腹が鈍く収縮するような痛みがするようになってきた。
その間隔はきっちり10分ごとだったが、痛いというより、重いなぁ、程度。

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メモ帳に痛みが来た時刻をメモってた。きっちり10分なのがわかる。

病院に電話すると、
「痛くないならただの前駆陣痛かもしれない。様子見て、どんどん間隔が狭くなってきたら来て」
的なことを言われる。
おいおい、すでにきっちり10分間隔だけど、これ以上間隔が狭くなっても大丈夫なのか?
もたもたしてると生まれちゃわない?
と思いつつ、まあ、まだ全然痛くないし今行ったら100%追い返されるな、と思い指示に従う。

妊婦っていつから入院するの?

ここで出産時の入院の流れついて説明しておく。
妊娠中、同僚や知人からたまに「入院は何日からですか?」とピュアな気持ちで聞かれることがあったけど、
妊娠の経過が順調な妊婦は、陣痛が本格的にくるまで入院はできない。
なので入院開始日もわからない。
出産予定日はただの目安であって、その日に陣痛が始まるかどうかは本人も医者にもわからない。
何ヶ月も早く産まれてしまう子もいれば、予定日前後に産まれる子もいれば、予定日を2週間すぎても産まれない子もいる。
※ただ、予定日を2週間すぎると母子共にリスクが高くなるので分娩誘発の措置が採られる場合が多い。

産院からは、
「初産婦さんは陣痛が10分間隔になったら病院に電話してね。状況をヒアリングするから、来ていいよって言ったら病院にきてね。」
「でもまだまだ産まれるのは先そう〜〜って判断したら追い返すかもしれないよ。」
「でも、破水したり、激しい腹痛があったり、大量の出血があったりしたら、様子を見ないで急いで病院にきてね」
と、説明される。
なので、「いつから病院に入院するか」は医者も妊婦も全くわからない。

たまにネット上とかで
「なんで臨月の妊婦が電車なんか乗ってるんだ、大人しく入院してろよ」みたいな的外れな発言を見かけるけど、
陣痛が来る前に入院できるのは、早産の恐れがある人、妊娠の経過に異常がある人、計画分娩の人など「イレギュラー」のパターンの人だけとなる。
(といってもなんらかのイレギュラーが発生する妊婦さんは非常に多く、なんら珍しいことではないけど。)

一方、経過が順調な妊婦は、正産期(赤ちゃんが産まれても問題ない時期。37週以降。)以降になったら、むしろお産を促すためウォーキングやスクワット、マタニティヨガなどの運動を産院に推奨される。
私は奇跡的に妊娠中なんの異常も指摘されなかった。(10ヶ月間全くない、というのは私の観測範囲の中だと珍しかった。)
なので臨月の時は毎日のように産院が開催しているマタニティヨガ教室に通ったり、3〜6km散歩してたりしていた。
ただ、歩いているときにいきなり陣痛がきたり破水する可能性もなきにしもあらず。
散歩するときは家や病院の周辺にし、なにかあったら陣痛タクシーですぐに病院に向かえるよう備えていた。

自宅ですごすこと、約20時間

話を戻す。相変わらずお腹の張りは規則的に来ていたけど、痛みはあまりなかったので普段どおり家で過ごしていた。
入院したらそのまま実家に帰って産後を過ごす予定だったので、自宅には1ヶ月ほど帰ってこれなくなる。
なので入院準備セットの最終確認したり、家事したり、掃除したり。

事前に助産師さんから
「初産なら陣痛きてもすぐには生まれないから。陣痛きたかな?と思ったらとにかく食べて。寝て。今のうちに体力つけといて。お風呂に入って体を温めるのもおすすめ。」
と言われていたので普段どおりもりもり食べ、湯船にもゆっくり浸かったり。
が、睡眠に関してはいざ昼寝しようにも鈍痛と緊張で全然眠れなかった…。朝5時から起きてたので寝不足だというのに。
陣痛間隔を気にしてきっちりメモをとっていたのも良くなかったかもしれない。
その結果あとで後悔することになるのである…。

そうこうしてるうちに痛みは少しずつ増していき、夜19時ごろからははっきりと「痛い」と感じるようになってきた。
未だに間隔は10分から狭まらないが、痛みの波が来た時は身動きできないくらいになってきたので、病院に電話し、向かうことにした。

いざ病院へ

事前に登録していた陣痛タクシーを呼んで、入院用の支度を持って病院に向かう。
この時すでに深夜2時。
夜間入口から病院に入って簡単な手続きをしてから、LDR(陣痛&分娩室)に通される。

荷物整理をしたり、入院着に着替えたり、設備の説明を受けたり、同意書を渡されてサインしたり。
この間、もちろん10分毎に陣痛は来るので時折フリーズしつつ行動する。
これ、私はまだ耐えられるレベルの段階だからかろうじて動けるけど、陣痛が進んでる人だったらろくに準備もできないし、同意書とか説明とか理解するの無理なのでは…?と思ったり。
現に、同意書の説明とかサインとかいくつかやった気がするけど、今となっては全く覚えていない…。

無痛分娩のプロセス

無痛分娩は、私が出産した産院では麻酔分娩と呼ばれていた。
ここでは陣痛がある程度進んでから麻酔を入れるのを推奨していたので、私の場合は「無痛」ではなく、陣痛の前半戦を味わった上での出産だった。
正確に言うと、子宮口が4〜5センチ開くのを待ってから硬膜外麻酔を入れる。

そこに行くまでには陣痛が始まってから約12時間、入院してから6時間かかった。
正直、途中で心が折れそうになる程度にはしんどかった…。
陣痛は人によって個人差が大きいので例えるのが難しいけど、その時点で「人生史上最大の生理痛が10分おきに、数分間続く」感じだった。
痛みそのものにも泣きそうだったけど、その痛みは今後どんどん強く、そして間隔が短くなっていく未来が約束されているという事実に絶望してた。

その産院は24時間いつでも麻酔分娩を受けることができるので、事前に申し込んでさえいれば、「やっぱり麻酔やる/やらない」を出産当日、陣痛の最中でも決めることができる。
「ある程度頑張ってみて、耐えられそうだったら麻酔なしで産んでみようかな」
と出産当日まで意気込んでいた私だったけど、脂汗が出るほどの陣痛にそんな決意はあっさりと揺らいだ。
子宮口4センチに達していないのに既にそれ。
陣痛の辛さのピークは全開と言われる子宮口10センチの、分娩最終段階なわけで、そこまで麻酔なしで産んでる人はどれだけの痛みなんだよ?と本当に尊敬の念を禁じ得ない…。

麻酔を入れることを決意するまで

出産前ではこの時が一番辛かったかもしれない。
LDRにはバランスボールやマットなど置かれ、好きな体勢で過ごすことができる設備が整っていた。
けれど、このときはNSTという陣痛の強さをチェックする機械をつけられていたため、仰向けからろくに動けず、どうやって痛みをやりすごしていいかわからなかった。
陣痛が来たときは腰や尾骨のあたりを強く押してもらうと良いらしいけど、
深夜故旦那も爆睡しており、(陣痛の初期段階のうちに寝ときな!と最初に言ったのは私なので責められない)
助産師さんもおらず、結局テニスボールを2個、腰の下に置くだけという焼け石に水な手法で一人耐え忍ぶしかなかった。
泣きながら旦那に声をかけて起こしてマッサージなりしてもらえば、もっとマシだったのかもしれない。
けれど、弱音を吐くと心が折れて、もう耐えられなくなってしまうんじゃないかってこのときは何故か思っていた。
今思えば、人に頼るのを我慢できるくらいの理性と余裕があったのだから全然大したことないレベルだったと思うけど。

「あ、これはだめだ、やっぱり麻酔にしないとだめなのでは、よし、入れよう」
と決意してからは時間の経過がものすごく長く感じた。

24時間いつでも麻酔ができる体制とはいえ、推奨されている段取りというものがある。
なぜなら麻酔2時間前からは何も食べることができない。
口にできるのは水・お茶・スポーツドリンクのみ。
でも分娩は体力勝負で、麻酔を入れてからも何時間かかるかわからないため、できるだけ食べられるうちに食べることを推奨される。
ようやく現れた助産師さんに「やっぱり麻酔入れたいです…」と控えめな感じに言ったら
「じゃあもうちょっと子宮口が開いてからのほうが良さそうだし、
今のうちにごはんを食べて、それから2時間後にまた進み具合チェックしようか!」と言われる。
えっ、どんどん痛みが強くなってきてるのに、まだ耐えるの…。しかも今ご飯手元にないし、買ってきてもらう時間+食べる時間考慮すると3時間以上あるのでは…。 と、軽く絶望したが、その時の私は妙に冷静で、
「とはいえ絶叫しまくるという、本格的な麻酔なしの陣痛に比べたらこんなものまだ序の口なんだろう」ともわかってはいたので、黙って了解する。
その頃深夜で痛みに悶続け体力も減っていたので、確かになにか食べておかないとやばい、という気持ちもあり。

結局そこから3時間ほど経って、朝8時位にようやく麻酔の処置が開始された。
買ってきてもらったおにぎりは結局痛くて2口くらいしか齧れなかった。

麻酔を入れてから

麻酔の担当の人が二人来て、脊髄の硬膜外というスペースに針を刺してチューブを挿入してもらう。
「麻酔処置中は大変危険なので動かないように」と事前に説明会で言われてたけど、陣痛は数分おきに来るわけで、動かないまま痛みといきみを逃すという高度な技を要求される。
麻酔が注入されてからは、徐々に徐々に効き目を感じてきた。
その後も麻酔医さんは麻酔の効きをチェックしたり、針を刺し直して位置を調整したりで、なんやかんや1時間以上は処置をしてくれたように思う。
やっぱ麻酔って刺して打てばいいってもんじゃなくて、デリケートな場所に入れるわけだし量とか位置とか、高度な調整が必要なんだな、そりゃ追加費用あんだけかかるわぁ、と思ったりする。
ちなみに麻酔の注入は一回だけではなく、お産が進むたびに随時足していく。
痛い時に自分でボタンを押して追加注入する機械も渡された。(もちろん、連打しても量が増えすぎることはない。)

また、麻酔を入れると陣痛自体が弱くなることが多く、その場合は子宮収縮促進剤を併用してお産を進める。
私も例に漏れず促進剤を使いつつ、また過ごすこと数時間。

麻酔が効いてきて痛みが和らいできたとはいえ、家で微弱な陣痛が始まってからその時点で30時間くらい経っていた。
その間は全く寝れていないので陣痛の合間は眠気と空腹との戦いだった。(眠くても陣痛で起こされる)

疲弊しつつも、いよいよ子宮口が全開になり分娩の最終段階に。
その頃にはすっかり麻酔が効いており、NSTの数値MAXレベルの陣痛がきても全く痛みを感じなくなってきた。

人口破水、会陰切開を経ていきんでいきんで、
そして入院してから13時間後、ようやく娘を産むことができた。

産んでから、産声をあげるまではほんの一瞬だったけど、すごく不安で「もし泣かなかったらどうしよう?」と緊張したことを今でも覚えている。
無痛分娩、痛くないんなら自分もそんな感動しないのかも…と、思っていたけど、
元気な泣き声を聞いて、安心と感動で自然と涙がこぼれていた。
あとは、足を伸ばした赤ちゃんは想像してた倍くらい大きかった。
「こんな大きい(身長55cm)のが本当に腹のなかにいたの?ふつうの人間じゃん!」と人体の神秘に驚いた。

麻酔分娩を選んで

途中まではそれなりにしんどかったけど、あくまで「それなり」で済んだので私は麻酔分娩を選択して本当によかったと思う。
ただ、もちろんリスクもあるので、検討してる人はご自分でメリットデメリットをよく調べ、候補の産院の説明は納得いくまで聞いて下さい。
私は自分や赤ちゃんに万一があったとき迅速に対応してもらえるよう、「母親と赤ちゃん両方のICUがある」というのと、「24時間麻酔医がいる」のを条件に産院を選んだ。
ただ、選択肢が豊富な都内だからこそ、そんな贅沢な条件で産める病院を探せたんだろうなとは思う。

24時間麻酔医がいない病院での無痛分娩は、深夜や休日の陣痛に対応できないため、自然な陣痛が始まる前から、陣痛促進剤と麻酔を入れてお産を進めるという計画分娩になることが多いらしい。
あらかじめ麻酔をいれるわけだからほとんど痛みを感じずにお産ができる人もいる一方、なかなかお産か進まない人もいるそう。
また、麻酔をしても急変した時に帝王切開となったり、鉗子分娩や吸引分娩になる可能性も十分ありえるので、そのあたりは理解した上で臨む必要がある。

この世には「無痛分娩とか甘え」「陣痛の痛みを乗り越えてこそ我が子に愛情が持てる」という考えの方がいらっしゃるらしいが、痛みを乗り越えないと愛情が云々はナンセンスだと思っている。
それを言ったら、ネグレクトや虐待している親はみんな痛みの少ないお産だったのか?
我が子を愛している親に無痛で産んだ人はいないのか?
ちょっと考えれば根拠が全くない言説だというのはすぐわかる。

そもそも痛みの感じ方やお産の進み方には個人差がありすぎる。
それなのに「乗り越えるべき」「耐えるべき」と人に押し付けるのは良くない。
もちろん、麻酔をうたず普通に産みたいという選択も尊重されるべきだけど、それを人に押し付けていいわけがない。

出産は無痛分娩だろうと普通分娩だろうと帝王切開だろうと命がけであることには変わりはないし、
(日本でも未だに年間50人前後の妊産婦が亡くなってる。)
10ヶ月間赤子を身ごもりつわりなどのさまざまな不調に耐え抜く点と、産後のダメージがつらい点に変わりはない。

最後に

なにより、今娘のことがめちゃくちゃかわいいし、娘のためなら命を投げ出せると当たり前のように思う。
だから出産時痛みがあったかどうかと愛情は別に関係がないと思っている。
出産方法で悩んでる人は、周りの声に惑わされず、自分がどうしたいかをパートナーや産院と話し合って決めて欲しいと思う。

思ったより長くなってしまった…。
入院中のことや退院後のことのことも忘れないうちに書いていきたいな。