えんぴつぶろぐ

子育て中のフロントエンドエンジニアのブログ。

2021年転職と学業と育児の振り返り

2021年もう終わっちゃいましたが、転職と学業と子供のことについて書きます。

TL;DR

  • 転職した。
  • Ubieに入社して半年経った(別記事)
  • UoPeopleでは21単位取れた。
  • 子供3歳。今が一番かわいい。

転職

やはり2021年の一番のイベントは転職だった。
2月頃から本格的に転職活動を始め、3月末で終了した。
9社応募して結構大変だったので少し詳しく記録を書いておくことにする。

応募した会社

  • エンジニアとして、より成長できそうな会社
  • 情報発信を積極的にしていたりとカルチャーが魅力的な会社
  • 海外事業をしている、もしくは英語を使うなど職場環境がグローバルな会社
  • リモートワークがメインなど子育てしながらでも働きやすい環境

をピックアップして9社ほど応募した。

やったこと

ポートフォリオの作成

一からデザインしたい気持ちもあったが無限に時間かかりそうなのでテンプレートを探しアレンジした。
ネット上で配布されているテンプレートはjQuery+Bootstrapのものが多く、さすがにフロントエンドエンジニアとしてjQueryポートフォリオを提出するのはマイナスになりそうと思い、Nuxt.jsでほぼ作り直した。

職務経歴書(日英)の作成

職務経歴書をアップデートした。
また、英語でのレジュメ(職務経歴書)の提出を求められたのが1社あった。

UoPeopleのキャリアコースを受講した際、レジュメを作成してクラスメイト同士でレビューするという課題があり、そこで用意したものがあったのであまり時間をかけずにすんだ。

フォーマットについては、その授業で紹介されていた、IT系職種のレジュメの各種サンプルが揃っているサイトを参考にした。

技術課題

数ページのフルスタックWebアプリケーションを作るという技術課題がある企業がいくつかあった。
設計から画面構成の検討、技術選定、バックエンドの実装、フロントエンドの実装、テストコードの実装、ドキュメントの作成までのセットを2社やった。

フルタイムで働きながら転職活動をしていたので作業時間を確保するのがめちゃきつかった。
バックエンドど素人で、なにかと調べながら進めてたので余計に時間がかかっていたと思う。

けど一人でバックエンド含めてアプリケーションを作るという経験はかなり久しぶりだったのでとても良い経験になった。
1つはNext.js+Firebase、もうひとつはフルスタックTypeScriptフレームワークのfrourioでNext.js+Prisma+fastify+MySQLという構成にしたが、frourioの開発体験がめちゃよかったのでまた使いたい。

英語面接の準備

事前のカジュアル面談などで「英語での面接があるからよろしく!」と教えてくださったところが何社かあったので、震えながら準備をした。
(事前に知らされずにサプライズで英語だったところもあった)

自分はアメリカのオンライン大学UoPeopleに入学できる程度の読み書きの英語力 はあるが、大学の授業はすべて非同期でしゃべる機会は一切ないし、英語の勉強もしばらくサボっていたのでリスニング・スピーキング力が壊滅的だった。

オンライン英会話で、エンジニアリングのバックグラウンドがありそうな先生を選択して面接のロールプレイをお願いしたり、毎日スピークバディを使ったりして練習をした。

短い期間だったので焼け石に水だったと思うが、少なくとも当日何も言葉が出てこず詰まる、ということは防げた。

「面接官が英語話者なので英語で質問するけど、日本語もある程度わかるから日本語を使ってもOKだよ」
という企業も多かったので、技術的な質問など込み入った話題では日本語を使わせてもらうこともあった。

コーディングチャレンジ対策

オンラインコーディングテストやライブコーディングがある会社がいくつかあった。

久しぶりにAtCoderなどので競技プログラミングの典型問題を解いて肩慣らしをしたが、全然数はこなせなかったため
「あ!これ進研ゼミでやった問題だ!」
なんてことはなかった…。

アルゴリズム力ではなく、ライブラリなしでフロントエンドのUIを実装するタイプのテストもあり、フロントエンドエンジニアのスクリーニングとしていい問題だな〜と思った。

結果

  • カジュアル面談 たくさん
  • 応募 9社
  • 内定 6社
  • お祈り 3社

気になっていた会社さんにたくさんお話聞かせてもらって悔いのない転職活動ができた。
会っていただいた企業様には本当に感謝しています。

転職後の仕事

迷った末Ubie Discoveryにジョインすることにした。
入社エントリはこちら。

note.com

上の記事に書いてあるように「楽しい・快適・働きやすい環境で最高です」っていうのは入社半年経った今もそう。
実際どんな仕事をしたのっていうのをちゃんと書こうと思ったけど書いてたら4000字くらいになりそうだったので別の記事を追って公開することにする。

学業

オンライン大学UoPeopleに入学してもうすぐ2年経とうとしている。

この記事はちょうど1年くらい前に書いたもの。

empitsu88.hatenablog.com

2021年は以下のコースの単位が取得できた。

(リンクがあるものをクリックするとコース感想記事に飛びます)

これまでのUoPeople関連の記事はこちら

さすがに転職活動中は休学したけど、それ以外の期間では細々と履修し結果、21単位が取れた。
今履修中のComputer Systemsも来週の最終試験をすっぽかさなければ単位は取れそう。

これで取得した累計単位は78/120
そしてCGPAは今の所3.96/4.00なので褒めてください。

大学でのコンピューターサイエンスの学習って必要だった?

「ソフトウェアエンジニアにコンピューターサイエンスや数学の知識は必要か?」みたいな話題がネット上で定期的に炎上するけど、個人的にはUoPeopleで学習を始めて本当によかったと思っている。
これは自分が、WEBフロントエンドという特定の領域でこれまで長く仕事をしていて他の領域の業務経験があまりなかったから、という理由もあると思うけど、自分がやっている領域が全体の中でどこに位置するのか、自分が触っている技術が歴史の中でどのような変化をたどってきたのかをしっかり知ることで世界の見方が変わってくる気がする。

転職してフロントエンドエンジニアからソフトウェアエンジニアになって、バックエンドもフロントエンドも触ってデプロイもするようになってそれは余計に感じる。

新しい領域(私の場合バックエンドやインフラ領域)について取り組む際、基礎を知らないまま場当たり的に学ぶのと、知った上で取り組むのではキャッチアップ速度も理解度も全然違うんじゃないかな。
(自分は他の人と比べるとキャッチアップの速度は遅いのですが、自分の中で比較したときの話です、念の為…)

業務に役立ったコース

それに業務に役立つコースもたくさんあった。

データベースのコースを取っていたおかげで、転職後にクエリ書いたりDBいじるときにびびらずにすんだし
Programming1, 2のコースでJavaを嫌ってほど書かされたおかげでKotlinも抵抗なく書けるし
プログラミング言語比較論で命令型言語と非命令型の比較をやったおかげで、触ったことない言語を学ぶ時も「おなじ命令型でスクリプト言語だから大丈夫やろ」みたいに心理的ハードルが低くなりそうだし
同じくプログラミング言語比較論で関数型について知ったおかげでReactの設計思想も腹落ちするし
データ構造のコースは、抽象構文木(AST)を扱ってEslintのルール作ったりBabelのplugin作ったりするときに役立ちそうだし
TypeScriptの型パズルは完全に集合論なので離散数学でちゃんと理解ができたし
統計学のコースを取ったおかげで、社内のデータアナリストの話が1ミリだけ理解できるし

体系的に学んだことで、connecting dotsがあらゆる場面で体感できている。

そういえばこんな資料も今年書いてました。
「業務に役立つ」とかいって卑近なことしか書けてないので、卒業する頃にはもっと説得力のある例が出せたらいいな…。

empitsu88.hatenablog.com

アウトプットとフィードバックの大切さ

昔々に基本情報技術者試験応用情報技術者試験の勉強はしていて、情報技術者としての最低限の俯瞰的な知識は持っていたつもりだったけど、
膨大な範囲を短期間で学習したせいかよく理解もせずに暗記で覚えてしまっていた部分もあったし、選択問題で正解するだけではなく人に説明できるほどそのトピックを理解できていたかというかなり怪しかった。

UoPeopleだと、

アカデミックな文献を読んだあと自分の言葉で概念を説明して、
それがクラスメイトにレビューされて、
プログラミング課題もこなして、
演習問題を解いてっていうのを毎週やりつつ、
更に中間試験と最終試験をパスして、

というプロセスを踏んでようやく単位がゲットできるので本当にありがたいなと思う。
自分の場合は、インプットだけでなくアウトプットとフィードバックがないと物事の理解ができないと本当に感じている。

育児

娘は3歳になりました(今年4歳)。

平易な言葉で喋ればなんの問題もなく会話のキャッチボールができるし(舌っ足らずで何言ってるかわからないときもあるが)
以前言った言葉やお約束をちゃんと覚えていたり、
ひらがな、カタカナもだいぶ読めるようになってきて人間の知識の吸収の速度に驚かされる。

数の概念も理解してきて日々成長を感じる。

最近はフリック入力キーボードでのひらがな入力を試みており成功率が上がってきているのでびびっている。

今年行ったところ

今住んでいるところはチャリ圏内であれば大きな公園がいくつもあることに気づいたので休日の外遊びの選択が広がった。
3歳になって公園の遊具とかも使えるものが多くなってきたので、アスレチックや巨大滑り台などでも遊べるようになって子供も楽しそう。

このままコロナが落ち着いてくれれば、屋内施設にももっと連れて行けるんだけど…。

娘の可愛い言動集

毎回言ってる気がするけどまじでこれ↓で、3歳になって赤ちゃんぽさは流石になくなってきたが、言動が面白すぎるし、佇まいも表情も頭のフォルムも赤ちゃんのときとは違う可愛さがある。
まじで可愛いの最高記録を常に更新し続けていて「今」が一番可愛いから安心するんだ、過去の私よ。

ここからは娘の可愛いエピソードをひたすら貼ります。
可愛いので見てください。

娘の今後の人生について考える

3歳になって会話も流暢になり、好みや性格もはっきりしてきたせいか、
「今後もこの子が幸せにのびのびと人生を楽しむにはどうサポートしたらいいだろう?」
っていうのを最近めっちゃ考える。

子供は親の所有物ではなく独立した個人であるので、本人としての意思を尊重するのは当然。
とはいえ子がもう少し成長して、一般的にリスクが高いと言われる進路や希望を言われた場合、監督責任がある親としてどう声をかけようかな、というのを最近はとても考えている。

たとえば

「整形したい」
「AV女優になりたい」
パパ活で生活しちゃダメなの」
「小学校に行かず顔出しYouTuberになりたい」

というようなことを言われた時どう声をかけようか…
というのを脳内シミュレーションしている。

今の所の解としては

  • なぜそうしたいのかを聞く
  • 聞き出した課題に対して、その解決策が適切なのかを一緒に考える
  • 提示されたオプションのリスクとリターンをどう認識しているかを確認する

とかかなあ

あとは、娘がもう少し大きくなる頃までには、日本のジェンダーギャップ指数が先進国ワーストである点やITエンジニアの極端な男女比が改善されてるといいな…というのを思っている。

しかし乳児だった頃に比べると、自分が子に対してイライラしたり叱ったりすることがすごく多くなってしまった…
言葉が通じて会話ができる分、期待してしまうのかもしれない。

アンガーマネージメントをちゃんとできるようになりたい。

今年

  • UoPeopleはこのままのペースだと卒業まで時間がかかりすぎるので、Sophiaなどからの単位移行も活用して効率よく進めたい。
  • 仕事は、引き続き残業時間を抑えつつ時間単位の生産性を高めて高い成果を挙げられるようにしたい(そもそもあんまり残業をすると学業だけじゃなく育児も生活も崩壊するし)
  • フルリモート可の会社になったので(出社推奨日は月数回あるが)都内から離れてもいいからもっと広い家に住みたい。アウトドアレジャーに行きやすい環境に引っ越したい。というのを最近はずっと考えている

今年もよろしくお願いします。